適切な録音レベル調整方法

コンピュータのライン入力(16bitサウンドカード)を利用する場合のWAVファイル作成で最も大切な適切な録音レベル調整方法。

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MIDI音源からのWAVE録音で大切。適切な録音レベル調整


WAVE録音レベル調整
録音レベル調整はとても大切な事です
アナログ音からデジタル録音する場合の面倒な所ですが避けては通れません。
標準のコンピュータに内蔵されている16Bitのサウンドカードを使うわけですから、 後から行える波形編集は限られて来ます。
ここでのレベル調整がうまくできていないと後からではどうにもなりません。

結論から言うと出来る限りミキサーのライン入力のボリュームを低くして、音源側の出力を許せるだけ大きくして、 なをかつ録音された1曲の波形のピークレベルを最大付近になるようにする。

ただそれだけなのですが、一曲ごとに何度も繰り返して調整し、 最善の録音レベルを見つけなくては成りません、最初は大変ですが要領をつかめば割りとスムースに行えるようになります。

なお、デジタル録音では一瞬たりともピークを超えてはいけません、 ピークより上の数値は存在しませんので完全にクリップされ歪みや雑音になります、 テープなどに録音するアナログ録音のように、少しぐらいは許せると言うような事は有りません。

  • ミキサーのライン入力を低くするのはノイズの混入を極力押さえる為です
  • 1曲のピークレベルを波形の最大付近するのは最小限の波形編集で済ませる為です


  • ライン入力のボリュームは可能な限り絞る
  • 一曲の中で一番音量の大きそうな所を試しに録音して見る
  • 音源側のボリュームは波形の高さを見ながら調整する
  • 一曲の一番波形の高い所をピーク付近に合わす
  • 一曲の一番波形の高い所がピークを超えてはならない
  • もし音源側がボリュームの上げすぎで歪むようならば、音源側のボリュームを少し下げてライン入力のボリュームを 再調整する
  • 波形のピークはLRチャンネルとも確認し高い方を基準にする

TWEですと縦の倍率が×2の時100が最大値(ピーク)になります。

面倒なようですが波形のピークが8割以上にはなるようにしましょう。

参考までに
アナログ信号をコンピュータのハードディスクに録音(正しくは記録)する為にはA/D(Analog to Digital)コンバータのお世話になります。
どの様にしてA/D変換機がアナログ信号をデジタルに変えるのかを簡単に説明すると、 A/Dは入って来るオーディオ信号(アナログ)を人間の聴力ではとても追いつかない周期(速度)で、その瞬間ごとの値(電圧)を取り込み、 デジタルの数値に変換しコンピュータに伝えます、この事をサンプリングと言います。
どの様なアナログ波形でも人間の感覚が追い付かないほど細かく高速で処理できれば、 アナログもデジタルも人間の感覚にとって区別が付きにくい物になります。

A/D変換の逆の働きをするものがD/A(Digital to Analog)コンバータです、CDやMD,携帯電話の音声などを聴く場合知らぬ間にお世話になっています。

初期のA/D、D/Aは専ら工業用の計測用として発展して来ました。
Bitレートの向上やサンプリングレートの高速化が進むにつれ人間の感覚に近づく事ができる様になり、 CDプレーヤーが製品化される事になりました。

サウンドカードのA/D、 D/A コンバータのスッペックに16bit,44.1KHzとか24bit,96KHzなどと言う項目がありますが、 16bitと言う事は2の16乗と言う事で、つまり65536段階の電圧の区別が出来る事になります、 24bitですと2の24乗で、16777216段階の電圧を区別する事が出来る事になります、これは波形編集ソフトの波形画面だと縦軸に当たります、 大変な差ですね。
冒頭で16bitのA/D録音だとWAVファイルの波形編集したりするのには向いていないと書いているのは、主にこの差の事なのです、 したがってA/Dの最大レベルの所まで使うように録音レベルを調整した方が良い結果が得られるのです。

44.1KHzとはサンプリングの周波数の事で、1秒間に44100回データを取り込むと言う事で、間隔(周期)にすれば1/fですから 約22.8μSecごとになります、
96KHzだと1秒間に96000回で間隔は約10.4μSecです、この差は大した事は有りませんし通常は問題になりません。
もし仮にサンプリングレートを10倍にしたければ、 A/Dコンバーターやハードディスクの転送速度なども含め10倍の速度のコンピュータが必要になり現実的では有りません。
この時間軸を大きく移動する波形編集は、全体の演奏を時間的に伸縮する為や、ヘタクソなボーカルの音程やタイミングを修正するなど、 音程をシフトしたり音程を変えずに時間軸を伸縮したい場合などです。

つまり16bitのA/Dコンバ−タを使ってWAVE録音する場合は録音レベルに気を付けろと言いたいのです。
仮にピークが半分のレベルで録音してしまうと最大のbitが32768段階にしかならず、後で波形編集で持ち上げてピークを65536に したとしても間が飛ばされて全体が比例的に持ち上げられるだけで、32768段階である事に変わりは有りません、 中間の値は演算処理で1bit上か下に押しやられます。

A/D, D/Aコンバータの性能は実はもっと深い所にあって見かけ上、同一スペックでもピンからキリまで有りますが、 ここでは深入りはしません。

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